家具工房ひょうたん蔵の製作記録などを綴った日記です。
ひょうたんの成長
9月8日(土)

そろそろ夏も終わりが近づき庭のヒョウタン達も最後の力を振り絞って必死に実をならそうとしています。「今年は気合いを入れて棚まで作ったのに異常に暑すぎたせいか、苗が次第に枯れてしまって、いま一つ出来が悪かったな〜。」と思っていたところ、ここへきて急にまた、たくさんの実がなりだしましたからびっくりです。最初は小指大くらいのちいさな実だったのが2、3日経って見るとあっという間に拳大くらいになっています。恐るべき成長力です。
元の方は枯れているのに先の方だけで頑張ってたくさんの実をつけているのです。この往生際の悪さは僕も見習うべきですね。
「最後まであきらめず、精一杯やれるだけのことをやってみる。」という姿勢には頭が下がります。たかが植物でも教えられることはたくさんあります。

たくさんなればなったで、収穫したあとの種抜き作業が結構大変ですから今から覚悟しておかねばなりません。(R)


ひょうたん1

ひょうたん2

瓢箪危うし
7月31日(火)

なかなか梅雨が明けずジメジメした天気が続いています。
そのせいなのか、先日せっかく棚を作ってやったのに、瓢箪の元気が無くなってきました。先日まで青々としていた葉っぱがどんどん枯れていき、いくつか生っていた瓢箪の小さな実もほとんどがしぼんでしまいました。残っているのは一番大きく生っていた実が一つだけです。
今年は棚もきちんと作ったし、何十個も実がなって収穫が大変なことになりそうだと心配していたくらいなのですが・・・

生き物というのは自分の思っているようにはそうそううまく育ってはくれないものですね。原因は下屋の軒からポタポタ雨の雫が垂れてちょうどその下に瓢箪を植えていたから土がほじくれて根が土から出て来てしまったからではないかと想像しています。あとは長雨のせいの日照不足と、いつになく手塩にかけて育て過ぎていたというのもあるんじゃないかと思います。やっと梅雨が明けてこれから元気を取り戻してくれることを願うのみです。

そうかと思えば、全然別のところに勝手に生えてきた瓢箪がとても勢いよく育ってきていて、塀を乗り越え外の道路にまで達しています。たぶん去年の瓢箪の種がいくつか地面に落ちていたのが自然と発芽し、成長してきたのでしょう。
今まではほとんど無視していたのですが、メインの期待していた瓢箪の方があやしくなってきたので、急遽こちらにも期待を寄せるようになってきました。少しくらいほったらかしておくくらいの方がたくましく育ってくれるものなのかもしれません。(R)


枯れてきた瓢箪

自然発生した瓢箪

瓢箪の成長
7月20日(金)

はっきりしないお天気の日が続いていますが、うちの瓢箪はスクスクと育ってきています。瓢箪棚を作った時にいっしょに肥料をあげてからはやっぱり勢いが違います。
隣に植わっているニガウリも知らないうちに小さな実をつけていました。こうなってくると不思議とだんだん愛情が湧いてきます。

瓢箪はもうすでに結構な数、実をつけ始めていますがそれぞれ皆、形が違います。寸胴な奴がいたり、ヒョロッとしたやつがいたり、下ばっかり膨れている奴がいたりと千差万別です。

僕は以前から瓢箪が自然に作り出すユーモラスな形に惹きつけられていました。
昔は容器としてとても重要な役割を果たしてきた瓢箪も、今となっては何の有用性のないものになってしまいました。それでも瓢箪はこの形を何のてらいもなくただひたすら創り出しているということ事態、アホッぽくて好きです。

他の植物は生き残るために頑張って美味しい実をつけたり、美しい花を咲かせたりして必死に子孫繁栄に努めてきましたが、瓢箪だけはどうも違うようです。その有用性を失ってしまったのを知ってか知らずしてか、それでも自分のスタイルを崩さず、ただその形を創り続けるのみです。

目先のことにとらわれて、すぐに己を見失ってしまう自分のモノづくりの姿勢を反省し、何のてらいもなくただひたすら同じ形を生み出そうとする瓢箪の精神に少しでもあやかりたいという思いもありました。
そういうわけで工房名は「ひょうたん蔵」としたわけです。

瓢箪を栽培している人は昔に比べ、だいぶ減ったらしいです。そりゃ、そうでしょうね。
それでもまだ、たま〜に栽培しているのを余所でも見かけますから、実用性だけじゃない何か別の魅力があるのだと思います。万人受けしなくてもいいから、好きな人にはとことん愛される唯一無二の存在である瓢箪のように、「ひょうたん蔵」もいつかなれたらいいなと思っています。(R)
瓢箪


ニガウリ

ひょうたんの様子
7月14日(土)

しばらく雨が降り続いていて、おまけに台風が接近しています。

昼間の雨の弱いうちに、庭にある物が風で飛ばされないように片付けていると、先日棚を作ってあげた「ひょうたん」にいくつも実がついているのを見つけました。まだ花が終わったすぐ後ですから、本当に小さいのですが、イッチョマエにひょうたん型になっています。さっと見ただけで、7〜8個はありそうでしたから、今年はずいぶん採れるはずです。そのうち棚のあちこちから、ひょうたんがブラ〜〜ンとぶら下がるのでしょう。ひょうたんは風に弱いらしいので、今回の台風をなんとか乗り切ってくれると良いのですが。

ひょうたんの実


大きな実が採れると、中の種を出すのと、外の皮をむくのが大変なんですよ。去年は「ひょうたんごっこ」と言う優れものを見つけて使ってみたのですが、それでも大変。たった8個なのに、四苦八苦してしまったので、大量収穫も考え物です。どうにかもっと簡単にできる方法はないのでしょうかね…。(S)
瓢箪の棚
7月12日(木)

先日、瓢箪の棚を近所の世話好きの長老と製作しました。
長老は前々からうちの工房の裏庭に瓢箪が植わっているのが気になっていたらしく、「そのままにしていたら折角の瓢箪も良い形にならないから、竹をあげるのでそれで棚を作りなさい。」と言ってくださいました。その時の製作過程を写真に撮っておいたのでここで紹介させていただこうと思います。

瓢箪棚製作1

どんどん伸びていく瓢箪のツルが紐をつたってついに軒まで到達してしまいました。まるでこの先の行き場を失って困っているようでした。「このままじゃまずいのでどうにかしないとな〜。」と思っていたところ、近所の長老がグッドタイミングで声をかけてくれたのです。
まずは瓢箪から一間半位離れた所に竹で作った杭を立てます。

瓢箪棚製作2

その杭に柱材を抱き合わせるように紐でしっかり縛って立てていきます。その4本の柱を横の桁材で繋ぎます。

瓢箪棚製作3

その柱から家の軒へ梁材を掛けます。これだけで意外としっかりしました。

瓢箪棚製作4

より強固にするために長老が筋交いを入れてくれました。

瓢箪棚製作5

あとは軒と平行に母屋や垂木を細かく(15センチ間隔)に掛けていきます。それらをひたすら紐で結びつけます。

瓢箪棚製作6

最後に長老が肥料を持ってきて蒔いてくれました。
これで完成です。4人でやったので2時間位で出来ました。
あとは瓢箪が棚の方へ延びてくれるようこれから導いてやります。

去年は1本の苗から8個の瓢箪ができました。今年は10本位ありますから単純計算で80個位できるのでしょうか。ワクワク。そんなに作ってどうするんだと思われるでしょうが、それはこれからのお楽しみで、今はまだ内緒です。(R)