家具工房ひょうたん蔵の製作記録などを綴った日記です。
新作ダイニングテーブルセットのご紹介
8月6日(月)

とても暑い日が続いています。
工房にはもちろんクーラーなど備えていないので汗だくになりながら仕事しています。もともと暑さに弱い私はもうすでに夏バテ状態で、普段の倍疲れますが仕事量は半減してしまいます。
あと一か月位、こんな日が続くのかと思うと、もううんざりです。
でも、外で仕事している人や、ラーメン屋さんとかクリーニング屋さんとか焼鳥屋さんとか、吹きガラス職人さんなんかのことを思うと、まだまだ自分はマシな方だと思って我慢しなくてはなりません。

今日は先日完成した新しいダイニングテーブルセットのご紹介です。
全体を手鉋で柔らかい曲面にシコシコ削って仕上げています。割とゴツい部材をボリュームたっぷりに使っているのですが角という角を全部削って丸めてしまったのでコンパクトでキュッと締まった感じになり、それ程重量感は感じられません。
イメージ的には「森の小さな木こり風」みたいな感じになってしまいました。作っているうちに当初意図していたものとは全然別の方向に向かって行っているのは自分でもわかっていましたが、自然な流れでそのまま完成に持って行ってしまいました。

豆テーブルセット


お客様からのオーダー品ですとスケッチや図面を起こしてそれを確認していただき、それを忠実に守って製作することに努めますが、今回のようなオリジナル品の試作の場合は、敢えて図面などひかず自分の頭の中のイメージを頼りに作り始めます。
イメージが強固な場合、当然そのイメージに近い物が出来上がりますが、それが必ずしも満足できるものになるとは限りません。
逆に漠然としたイメージしか持たずに作り始め、作りながら形が定まっていくというような時に、意外と思わぬ名品が出来上がったりするものなのです。残念なことにほとんどの場合は駄作に終わるのですが・・・
それでも、そのわずかな望みに賭けて私はこの方法を選択してしまうのです。(R)


豆チェア