家具工房ひょうたん蔵の製作記録などを綴った日記です。
「子供のテーブル」納品
12月23日(土)

お待たせしていた「子供用テーブル」の納品に行ってきました。
お客様宅は「ひょうたん蔵」からひと山越えたくらいのところにあって、車で20分くらいですから納品も楽楽です。

早速2歳の可愛い女の子とお父さんが出迎えてくれて、以前お求めいただいていた「子供椅子」と並べて置いてくれました。
「子供椅子」はとても気に入って使ってくれているそうで、お母さんが靴下を編んで脚に履かせてくれていました。かなり可愛くて、製作者としてはうれしい限りです。

子供テーブルセット

このテーブルセットでお絵描きしたり、おままごとをして遊ぶそうです。
天気の良い日は、このテーブルをウッドデッキに持ち出してお母さんと一緒にお昼ご飯を食べるのだそうです。なんとも微笑ましい光景が目に浮かんできます。

お母さんは手づくりが大好きなようで、子供のおもちゃや洋服もほとんど手作り品です。
そのどれもが、とても素人が作ったとは思えない程センス良く出来ていて作りもプロ並みの腕前です。フェルトや毛糸で作られた野菜やぬいぐるみなどは、本当に手作り作品ならではの温かみがあって、娘さんへの愛情がひしひしと感じられ、これこそが本当の手づくり精神の原点なのだと感じさせられます。

それを使ってくれる人のことを思って作られたものだからこそ、使う人はそこに込められた作り手の「愛情」を感じとり、それが本物の温もり感につながるのだな〜。と改めて感じた次第です。

手作り家具を作ってそれを生業としている者にとってはついつい「生産性」とか「売れ筋」とかそんな余計な事ばかり考えてしまって、本来、物づくりする上で大事なことを忘れがちになってしまいます。一応商売としてやっていますから一つ一つの物にそこまで思い入れしているわけにもいきませんが、そういった気持はいつまでも忘れないでいたいものです。

自家製のお味噌や果物など、いろいろお土産もいただいちゃって、こういうのが本当にうれしいんですね。(R)

子供テーブル

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子供用テーブルの製作
12月13日(木)

以前に「子供椅子」をお買い上げいただいたお客様から、その「子供椅子」に座って子供がお絵かきしたりできるようなテーブルがほしいと、かなり前からご相談いただいておりました。ずっと段ボール箱の上に板を置いてテーブル代わり使われていたそうで、それをお聞きしてからは早く作ってお届けしてさしあげたかったのです。だいぶお待たせしてしまいましたが、ようやく製作に入れましたので、あともうすこしだけお待ちください。

昨日接いでおいたナラ無垢の天板をバンドソーで墨線より1ミリくらい大きめに円形に切り抜き、ハンドルーターをコンパスの要領でサラッと一回りさせて正円に整えます。それから15Rの丸面を裏表から取り、最後は鉋とサンドペーパーを丁寧にかけて、手触り感の良いやさしい雰囲気の天板に仕上げます。

子供テーブルの製作

子供用の家具を作っている最中は、完成したその家具を子供たちが嬉しそうに使ってくれている姿を自然と想像してしまい、なんとなくホノボノした気持ちになれます。作りながらニヤニヤしているかもしれませんがこんな姿を他人に見られたら気持ち悪がられますね。
「俺ってそんなに子供好きだったっけ?」と自問してみますが、いままで子供を見ても全然興味がわかなかいどころか、なるべく子供には近づきたくないくらいの子供嫌いでした。
それがここ最近、うちに来てくれるお子さんたちを見ていると、みんな可愛くてしようがありません。うちのお客さんの子供たちだから贔屓目に見てそう思おうとしているわけではないのですよ。

自分が子供に対してそんな風に感じられるようになったのも、歳のせいなのでしょうか。
そういえば今日でとうとう41になってしまいました。全く嬉しくありませんし、どうでもいいことなのですが・・・(R)

テーマ:家具・インテリア - ジャンル:ライフ

納品
12月7日(金)

今日は納品が2件と現調が1件あって、一日中トラックでドライブでした。

一件目は戸塚にある椅子張り屋さんに前々からアンティーク家具の修復を頼まれていたのですが今月に入ってやっと時間が取れたので修理して今日ようやくお届けすることができました。内容はアンティークテーブルの脚が一本取れて無くなってしまっていたのでそれと全く同じものを作って取り付けるということでした。最初は大したことないだろうと甘く考えてお引受けしていましたが、いざ作り始めるのに細部をよくよく観察してみるとかなり面倒臭い彫刻が施されています。彫刻刀持って木を削るのなんて何年もやっていませんから「こりゃ大変だ。」と思いながらも一度引き受けてしまったからには出来る限りの努力をして作り直さないといけませんので、じっくり腰を据えて一日かけてやっと一本の脚を完成させました。あとの塗装仕上げは椅子張り屋さんにお任せします。
僕自身はアンティーク家具などにあまり興味は無く今回このような機会でもなければじっくりと観察することなど無かったはずです。そういう意味ではいろいろ勉強になることもありましたが、昔のものだからといって必ずしも良いつくりをしているとは限らない。ということも改めて確認できました。だってこんなに力が掛かるような部分の接合なのに木ダボと接着剤だけに頼っているのですからこんな作りでは折れてしまうのは当前です。
帰り際にはまた別の椅子の修復もお引き受けすることになりました。家具修理の仕事はあまり割には合いませんが、その家具を使われている方の大事な思い出が詰まっているものだと思うと「自分のできるかぎりのことはなんとかしてあげなくてはいけないのかな。」などとボランティア精神でお引き受けすることにしています。まあ、しっかり手間代はいただきますから、偉い話でもなんでもありませんが・・・

アンティーク家具の修復

次に、先日「そら豆ダイニングテーブル」をお買い上げいただいた横浜のお客様宅に納品にいきました。このテーブルはオリジナル定番商品ですからオーダー家具と違って僕が好き勝手に考えて作った「ひょうたん蔵」らしさを最も表している家具です。それを気に入って買っていただくというのは製作者として非常にうれしいことであります。
お客様には末永く使っていただけることを願っています。

そら豆てーぶる

3件目も横浜のお宅で今度は現調です。玄関の下足入れの製作のため、細部の採寸と打ち合わせをしてきました。

今日はすべて横浜市内で済みましたが、一日中トラックに乗って街中を走るのは慣れていないせいか疲れました。(R)
贅沢な夕食
12月5日(水)

昨日は、鎌倉のイタリアンレストラン「エントラータ」のオーナーシェフが遊びに来てくれました。
お店で使用するこだわりのオーダー椅子を「ひょうたん蔵」にご注文いただいてからは、完成するまで打ち合わせに何度か工房を訪れてくださっていたのですが、今回は私達の為にお料理を作ってくださるとのことです。この上なくハッピーな事です。

料理が始まっても、もちろん私など何の役にも立たず、横で主人とぼんやりと眺めているだけでしたが、次々と手際よく作られていくお料理は、ただフライパンで炒めているだけのように見えるのにとても良い匂いがしてきて、マジックのようにあっという間に出来上がっていました。

シェフ1


美味しいお料理と、ワインをいただきながら、シェフのこだわりの料理の話や普段聞けない料理人の裏の世界の話など、いろいろ聞かせてもらい、とても楽しいディナーを満喫できました。あ〜、何とも贅沢な一日でした…。

シェフ2


シェフ3


食べるのも作るのもイタリアン好きな私達夫婦だったはずですが、今まで勝手に思い込んでいたイタリア料理の概念を覆すイロハを教えてもらい、これまで自分たちが作っていた料理には大きな思い違いがあったことを思い知らされました。教わったことを思い出しながら、今日もめげずにパスタを作って見ました。

……、やっぱり美味しいイタリアンは、「エントラータ」でいただくのがよさそうです!(S)

学習机の納品
12月1日(土)

今日は千葉県浦安市まで納品に行ってきました。

学習机

今年の夏前から製作内容を検討していて、お盆の頃にはココまで家族皆で打ち合わせに来てくださり、ようやくお届けする事ができました。この二つ並んだデスクは、右がお母さん、左が娘さん用です。お母さん用のデスクは、パソコンの本体やディスプレーなどを置きながらも、上段には本を収納できる様になっています。とにかく本がお好きなご家族なので、今頃はどっさり本が並んでいる事と思います。そして娘さん側は、教科書やノートを収納したり、小物を飾ったり、自由に使える本棚で、行く行くはパソコンを使う事も考えられています。今回のデスクの製作は、お母様が熱心に参加してくださり、かなりご要望を形にできたのではないかと思っています。

このデスクは幅120センチと少し大きめのサイズですが、広々していて、いろいろ広げても余裕があります。テーブル、座卓、デスクなどは、置く場所が可能であれば、できるだけ大きいと広々と使えて何かと重宝です。でもさすがに、二つ並ぶと結構な迫力で、脇にあるお父さんの机がとても小さく見えてしまう程でした。

材料はアメリカンブラックチェリー、アルダーの2種類で製作しましたが、娘さんは以前にアルダーで製作させていただいた本棚や収納棚を全部集めて、将来は個室に移る予定だそうです。家具が全部統一された部屋は、女の子らしく可愛いお部屋になりそうですね。

他に部屋がいくつもあるにも関わらず、家族が一つの部屋に集まって、それぞれが机に向かって、気配は感じながらもそれぞれの事をしているって、とても良い光景だろうな。と想像しています。この二つのデスクには、いつまでも隣同士並んでいて欲しいな。なんて、勝手な事を思ったりしています。(S)


学習机 詳細