家具工房ひょうたん蔵の製作記録などを綴った日記です。
高木晃先生 個展
11月26日(月)

僕の大学時代からの恩師である高木晃先生が29日から駒沢のギャラリーにて個展を開かれるということで、その設営のお手伝いに呼ばれて行ってまいりました。先生は大学教授を退官されてからは、ますますご自身の専門である漆工芸の創作に拍車がかかり、とても充実された作家活動をされていらっしゃるご様子です。
今回の会場は駒沢公園近くにある伊佐ホームズという住宅メーカーが運営している「ギャラリー櫟」。住宅メーカーなのでギャラリーの隣はモデルハウスになっています。その空間をも使っての展示です。住宅空間内にも作品を点在させ日常と非日常を意識させる先生の漆芸表現の多様性を感じることのできる楽しい展示内容になっています。

割と早めに設営準備作業は終わり、その後何年かぶりに先生のご自宅にお伺いすることになりました。お宅には先生の作品以外の様々なオブジェや置物が沢山飾られていて、そのどれをとってみてもその製作者の思い入れが手に取るように感じられるものばかりです。
先生はそれらの物に対してとても愛情を持っておられ、僕もそれらについての話を聞きながら引き込まれていろいろ見させていただいていると、「そうか、こういうモノの見方もあるのだな。」という発見が多々あります。自分にはもともと無い別の発想をこうして自分のものにし、それをもとにどんどん新しいアイディアを生み出していくものなのだなと理解しました。そうしているとなんだか自分にも自然と創作意欲が湧き上がって来ます。今やっている仕事が片付いたら早く新しいモノづくりがしたくなってウズウズしてきました。

先生の作品はじめ、伊佐ホームズの素晴らしいモデルハウスやギャラリー空間。そこに展示されていたジョージ・ナカシマの家具など、今日は僕にとって刺激的なモノに沢山出会えた有意義な一日でした。(R)


高木先生個展