家具工房ひょうたん蔵の製作記録などを綴った日記です。
学習机の製作
11月16日(金)

ホームページのリニューアル作業にずっと時間をさいてしまっており、ブログの方をかなりさぼっていましたが、今日は久しぶりにオーダー家具の製作日記を書いてみようと思います。

今作っているのは学習机です。お子さんとお母さんが席を並べて使われるそうで、同じデザインの物を2台ご注文いただきました。
ただ、デスクの上に乗っかる本棚の形が使用目的によって違っています。それと使用材もお子さんの方はアルダー、お母さんの方はアメリカンチェリーと、別の材木で製作することになりました。

この2種類の木。木目や色味がとてもよく似ています。アルダーはチェリーに比べると安価なため、チェリーの代用品という感じでよく使われています。加工はアルダーの方が柔らかくて軽いので楽なのですが、そのかわり、ちょっとしたことですぐに傷がついてしまいますから取扱いはかなり慎重になります。脚の旋盤加工でもアルダーの方が柔らかいせいかサクサク削れますが、刃物をよく切れるよう研いでやらないと木肌が荒れてしまいやすいようです。アメリカンチェリーの方は幾分硬めで、最後の仕上げのペーパーがけをするとツルツルに仕上がります。

だからといってアルダーが良くない材木かというとそういうわけではなくて、この木にはこの木特有の良さがあり、木のぬくもり感はこちらの方がより強く感じられるくらいです。
ですから僕は子供用の家具にこの材を好んで使います。

どの木にもそれぞれ個性があって、決して何かの代用品だけにとどまらないオンリーワンな持ち味を持っているのです。

まだまだ使ったことのない木はたくさんありますから、これからもどんどん、いろんな木に出会っていきたいと思っています。(R)


I邸 デスク


I邸デスク 脚旋盤加工