家具工房ひょうたん蔵の製作記録などを綴った日記です。
雨水タンク
8月29日(水)

昨日の夜中から朝方にかけて、猛烈激しい雨が降っていました。雨は本当に久しぶりですから、一日中涼しく過ごせたし、たまには良いですね。

雨を喜ぶにはもう1つ理由があって、先日炎天下の中、雨どいと雨水を貯めるタンクを設置し、そのカバーを製作したのです。しばらく晴れ続きでタンクは空のままだったので、漸く水を貯めてみる事ができました。

雨水タンク1


今回製作した雨水タンクは、黄色の500リットルタンクを使用しました。まずはブロックを置き、設置する場所を決めます。後ろに押し出し式の窓がある為、それにあたらない位置に置かなければなりません。(既に、雨どいの加工は済ませていてます。)

雨水タンク2


ブロックの上に、土台を作っていきます。蛇口の下にジョーロを置いて水を移したいので、台はすこし高めにしなければなりません。

雨水タンク3


台にタンクを乗せ、周りを囲っていきます。
タンクの風化を防ぐ意味もありますが、何せこの黄色がとても目立つので、材木で囲う事にしました。

雨水タンク7


全面、天板もとりつけ、完成です。
天板は、タンクのふた部分の取り外しができるようにしてあります。

雨水タンク4


タンクに雨水を入れる穴の加工もしなければなりません。
今回は、収水枡にゴミがたまらないようにするためについていた、パイプの先端に網のついているキャップを利用し、タンクにちょうど良い穴をあけ、差し込みました。

雨水タンク6


昨日の雨で、空だったタンクは既に満タンになっています。
キャップの網目がとても細かいので、中にゴミも浮いていなくてキレイです。草花にあげる用の水ですから、十分です。

雨水タンク5


ただ、雨どいから虫が2匹落ちてきてしまったらしく、キャップの網の上に乗っかっていました。軒といから縦といへ行く穴にも、網を取り付けて、ゴミや虫が落ちてこないようにもしました。これでしばらく問題なく使えそうです。

ところが、どうやらしばらくお天気が悪いらしく、せっかく溜まった水を使う機会もないし、これ以上水を貯める事もできません。こうなると、また晴れて欲しいんですよね。自分勝手ですね…。

今年に入り、工場の周りの外構工事としては、軒、雨水タンクが完成したのですが、たまには外の仕事も楽しいものです。今回は暑いのには参りましたが、これからしばらくは外仕事には良い季節ですから、次に作るものを今のうちにアレコレ考えているところです。また新作ができたら紹介したいと思っています。(S)





ダイニングテーブル完成
8月27日(月)

ただいま製作中のダイニングテーブルセットの途中経過をご覧いただくために、お客様に工房までお越しいただきました。
お客様宅はうちの工房から車で15分ほどのご近所にありますので気軽にお越しいただくことができます。
ご近所ということもあって今までにお互い何度か行き来して打ち合わせさせていただいています。
お客様には3歳くらいの双子の可愛い男の子がいらっしゃいます。
本当によく似ていて最初に会った頃は全く見分けがつかなかったのですが、何回か会う度にお母さんに違いを教えてもらっていました。
今では的中率60%位になってきました。(低っ!)

このお客様とは初めて打ち合わせさせていただいてから、もうすでに10か月くらい経つのでしょうか。とても長いおつきあいになりました。しっかりとした自分たちのライフスタイルを持っていらっしゃる方たちなので、自分たちの満足いくものをじっくりと考えてオーダーしてくださいました。お求めになられているものがはっきりしているので作り手としても「これなら気に入ってくれるだろう。」という物を自信を持って製作することができます。

「ひょうたん蔵」に家具をオーダーしてくださる方たちは皆さんそれぞれにこだわりをお持ちの方がほとんどですから、そのこだわっていらっしゃる所をこちらがきちんと理解し、満足していただける答えを導き出すことが我々の一番重要な仕事です。
お客さまによっては、こだわりはあるのだけれど、それが漠然としていたり曖昧だったりして、打ち合わせを重ねていく度に最初の芯がぶれてきてしまって、本当は何がしたかったのか分からなくなってしまう場合があります。
そのようになってしまうのは我々にも責任があって、しっかりとサジェスチョンできなかったことに要因の一つはあるのだと思います。
かといってこちらが良かれと思う物をお客様に強引に納得させて作ったとしても、最終的に満足していただける物になるとは限りません。お客様それぞれが考え方もペースも違うわけで、その辺をうまく対処していくことがオーダー家具屋の一番難しい仕事なのでしょう。

その考える作業は産みの苦しみでもありますが、私たちと充分にコミュニケーションをとりながら、今まで漠然としていたものが少しずつはっきりと具現化していく過程なので、とても充実した楽しい期間となります。図面が決定(fix)するのにかかる期間は人によってまちまちですがだいたい1〜3か月位です。

そこまで来るとこの仕事は7割方終わったといってよいでしょう。後は私たちがその図面を元にきちんと形にするだけですから、大きな問題は起こりません。お客様はただ完成を待つのみです。

今回のお客様のように、こんなにゆっくり時間をかけて決められるケースは珍しいのですが、スローライフな方たちですから納得できます。
私たちが「全然急がなくて良いですよ。」というお言葉に甘えてしまっていたせいでもあります。
でもこれだけ時間をかけたので、きっと充分満足してもらえる家具をお届けできると思います。

今日はテーブルが完成したので、明日からはベンチの製作に入ります。
いよいよ完成して納品が終わると、もうこれで可愛い双子ちゃん達にも会えなくなるのかと思い、少し寂しい気分になります。(R)


ダイニングテーブルの仕上げ作業

オーダーデスクの打ち合わせ
8月26日(日)

この仕事をしていると不思議なことがたまに起こります。
なぜか同じ名字の方が同時期にご注文してくださったり、同じような内容のご注文が続いたりする事がたまにあるのです。
電話でお客さんと話していて、どうも話の内容がかみ合わなくて「何でだろう。」と思っていたら同姓の別のお客さんだった。ということがありました。そのお客さまに対してはとてもバツが悪かったです。

今回は時期的にもはずれた学習机を何故か今、同時に2人の方からご相談いただいています。
どちらもお子さん用とお母さん用を2台作って並べるというものです。

一方のお客様はデスクを2つ平行に並べて使い、もう一方のお客様はL字型に配置されるそうです。細かな内容や好みのデザインはお二方とも微妙に違うのですが、どちらもとても勉強好きなご家庭で、お母さんもとてもインテリで立派なお仕事をされています。
きっとそれぞれのお子さん達もお母さんに倣って、これからたくさん勉強して立派になられるのでしょう。

「ひょうたん蔵」製の学習机で勉強して東大にでも入ってもらったら、うちとしても万々歳です。それをウリにして学習机専門の木工所になりたいと思います。

今日はその片方のお客様一家に遙々、浦安からお越しいただきました。
家族旅行で伊豆の方に行かれるついでということで、少し遠回りですがお立ち寄りいただくことになりました。
このお客様は「ひょうたん蔵」に過去3回もご注文いただいているお得意様です。本当にありがたいことです。
最初にお会いした時、娘さん(コノミちゃん)はまだ小学1年生になったばかりでしたが今ではもう4年生になって、だいぶ大人っぽくなっていました。子供の成長って早いんですね〜。
その時からコノミちゃんはうちの愛ガメのグラのことがお気に入りで、今回も僕らよりもグラに会うことをずっと楽しみにしていたみたいです。

初めてチョッとグラに嫉妬心を抱きました。

次こそは納品の時にコノミちゃんに喜んでもらえるようにおじさんは頑張って製作しますよ。(R)
オーダー椅子 納品
8月25日(土)

建築家さんからオーダーされた椅子は予定通り昨日(24日)完成していました。
今日はその椅子を引き取りに、はるばる横浜からお越しいただきました。
その建築家さんは僕と同年代の女性なのですが、とても溌剌とした感じのカッコ良い方でした。
一緒にお越しいただいたもう一人の女性の建築家さんは物腰の柔らかい落ち着いた雰囲気の優しそうな方でした。お二人で共同で建築事務所を運営なさっているそうです。
この一見相反するお二方が喧々諤々やり合いながら一つの仕事を進めていかれるそうで、そのやり合っている姿を思わず想像すると「どこも同じなんだな〜。」と思って面白くなりました。

実はうちも同じで、僕と妻とは考え方が正反対違います。
だから、以前は何か事あるごとに言い争いになっていましたが、最近はもうお互い諦めがついてきて気にしないようにしています。
それでも仕事のことになると、どうしても譲り合うことはできませんからまた同じようにいつもの言い争いになります。最終的に行き着く結論は結局いつもと同じなので、本当にバカバカしくなります。

うちは夫婦ですからそう簡単にコンビ解消するわけにはいきませんが、この建築家のおふた方はそれぞれが独立しても仕事していけるわけですから、いつでも喧嘩別れして解散することができるのでしょうが、もう8年位一緒にされているそうで、よほど相性がいいのでしょう。

二人でやっているメリットというのは、そこで起こったことを二人ですべて分かち合うことができることです。
良いことも悪いこともすべて二人で分かち合い、良いことは二人だから2倍に感じられ、悪いことは分け合って半減することができるんです。

そういうわけで、このお二人の建築家さん達も、私たち「ひょうたん蔵」も今のところ二人で共同運営することを選択しているのでしょう。

でも、うちの場合は24時間ずっと一緒なので、ちょっとキツイところもありますが、その辺はお互い鈍感力で気付かないふりをしています。

短い時間でしたが他にも建築や木の事などいろいろお話できて楽しい時間を過ごすことができました。(R)


オーダー椅子の仮組み
8月23日(水)

ある建築家さんがデザインされた椅子の製作をしています。
最近はあまり他人がデザインしたものを製作していなかったので、いい気分転換になっています。

さすが建築家さんだけあって完璧な図面です。この原寸図にはすべてのことが網羅されており、内容についてはほとんど質問することもなく製作に入れました。
これだけ図面がきっちりできていると自分は制作することだけに没頭できるので非常に楽です。

構造的な事や組み手の納め方なども、普段の自分ではまずやらないことが指示してあったりして、いろいろ参考になります。

設計者と製作者が同一であるうちのような形態の家具工房のメリットの一つは、素材のこと、作りのことを充分理解したうえでデザインできるということです。しかし、どうしても自分の作りやすい形や加工法に偏ってしまい、なかなか冒険できなくなってしまうことがデメリットとしてあげられます。
独りよがりな木工家にならないためにも、たまにはこのような仕事をお受けする事がとても大事なことだと思っています。

実はこの建築家さんとはまだ一度も面会しておらず、電話で少しお話したのと今回のこの図面を拝見しただけなのですが、それだけで充分に、この方は木のことを理解し、愛していらっしゃるのだと感じられます。

今週末にうちの工房までわざわざ品物を取りに来ていただけるそうで、その時にお会いできるのがとても楽しみです。
それより早いとこ仕上げとかなくっちゃ。(R)


注文椅子の仮組み

それぞれの涼み方
8月17日(金)

口を開けば、思わず「暑〜〜い」と言ってしまう毎日が続いています。
お盆休み中で休暇中の人達も多いのでしょうが、こう暑くては外に出るだけで熱中症になりそうです。

朝から30度を超えているなんていう天気予報を見て、仕事に取り組む気力が減退してしまった為、まずは中津川まで行ってみました。歩く事10分。途中、横須賀まで続いている水道道の長いトンネル(中はとてもヒンヤリ涼しいのです。)をくぐって川まで行き、足を水につけながらしばらくボンヤリしてみました。う〜〜ん、涼しい!

もう既に人もいっぱい泳いでいたのですが、ゴールデンレトリバーも、ビーグルも、プードルも川でジャバジャバ泳いでいました。あんなに毛が生えていたら、そりゃぁ暑いですよね。中でもビーグル犬は犬かきが上手く、絶対に私より泳ぎが上手い!と感心してしまった程です。とにかく気持ち良さそうです。犬達もたまにはこうやって涼みたいのでしょうね。

戻ってきてから、木陰で休んでいたケヅメリクガのグラにもお水をあげてみると、珍しくゴクゴクと飲んでいます。よっぽど暑かったのでしょう。結局夕方までチョッピリも動かずで、ジーーーッと過ごすのがグラの暑さ対策なのでしょう。

夜になって、久しぶりに雨が降ってきて、これで今日までの猛暑日が終わってくれる事を願うばかりです。(S)


涼む
猛暑お見舞い申し上げます。
8月16日(木)

瓢箪の影


このように連日暑くては折角のお盆休みもどこにも出かける気になりません。(とかいって、うちにはもともとお盆休みなどありませんけど。)

交通情報を見ていると帰省ラッシュや行楽客で高速の渋滞が何10キロとか言っています。みんな大変だな〜。

こういう時こそ仕事をするに限る。と自分に言い聞かせるのですが暑さのせいでどうしても仕事に集中できません。

やっぱりお盆はボーっと休むべきなのかな。(R)


ペルセウス流星群
8月14日(火)

昨日の夜中、ペルセウス流星群の流星を見ました。

夕方、この流星群の事を調べてくれた友人夫妻が訪ねてきてくれました。ここは都心に比べると、暗いし周りに建物もないので、星の観察にはもってこいな場所なのかもしれません。特に冬には星がたくさん出ているとは思っていたのですが、天体観測までしたことはありませんでした。おまけに流れ星とは、興味深いし、見逃せません!夜中12時頃に外に椅子を出して、星が流れるのを4人でジーーっと待ちました。皆口をあんぐりあけ、だんだんと首が痛くなってきましたが、ほんの一瞬の「シューーッ」っとした光を何回か見る事ができました。なかなかその瞬間をキャッチするのは難しくて気が抜けないのですが、見えた時にはちょっとした感動があります。

せっかくですから、しまってあった「天体望遠鏡」を引っ張り出し、初めて組立をしてみました。結局、今回は肉眼で見ただけだったので、活躍しなかったのですが、次回は星や月を見てみようと思います。その前に、少しは星の名前や位置関係の予習をしておかなければいけません。
都会からやってきた友人二人のおかげで、ここでの楽しみがまた1つ増えました。次の満月は8月28日のようですから、まずは月を見てみようと思います。(S)

ペルセウス流星群
耳付きダイニングテーブルの製作
8月12日(日)

耳付きダイニングテーブルの製作です。天板は栗の2枚接ぎ(はぎ)になります。
栗材 2枚接ぎ

希望のサイズに仕上がるよう大雑把に丸鋸で木取ります。
材料 木取り

その後片面の平面を出すのですが、手押しカンナでは幅が足りないので今回は電気カンナを使います。
電気カンナ


片面が平らになったらプレナーに何回か通して板厚を決めていきます。
もともと50ミリ厚の板材でしたがねじれや反りを取っていって最終的に40ミリになりました。
それから2枚の板をバッチリ接ぎ合わせるために手押しカンナで接ぎ面を削り合わせます。
とにかくこのサイズになると堅木の無垢材は重くて取り回しが大変です。必然的に手持ちの電動工具の出番が多くなります。
汗だくになりながらなんとか接ぎまで終わらせました。接着剤が乾くまでしばらく放置しておきます。

その間、別の仕事であるキャンピングカーの家具製作用の部材のプレスをしておきました。
こちらは突き板合板を練って使うフラッシュ家具です。
同じ家具を作る仕事でも無垢家具とは素材や作業工程が全然違うので、使う機械や道具もそれぞれ異なります。
どこがどう違うのかを細かく説明するのは大変なのでここでは省きますが、合板は無垢材と違い木の収縮や狂いがありませんから、無垢材だったら出来得ないような材の使い方が許されます。また、自由自在に曲面を作ることもできますからデザインの幅は格段にひろがります。

そういうものに私もついつい気が向いて浮気心が芽生えてしまいそうになりますが、無垢の家具普及委員会の一人としては、そのような誘惑に負けないように常日頃から気をつけています。(R)


中津川
8月11日(土)

世の中は、今日からお盆休みに入りました。とにかく暑い…
確かつい先月までは、早く梅雨が明けないかなぁ。なんて言っていた気もするのですが、今はなぜそんな事を願ったのか、意味がわからない程の暑さです。

今日は、幼なじみが訪ねてきてくれたので、一緒に川へ行ってみました。川に入ったのは今年が始めてでしたが、どんなに暑くても水は冷たたく、とても気持ちよかったです。手足だけとは言え、一気にひんやりする事ができました。こんなに暑い日は、たまには川へ入ってボンヤリしに来ようかなぁ。と思うほどです。でも直射日光は暑い…。

今はやはりお盆休み中。いつも一台もとまっていない駐車スペースにも、車がぎっしりで、入れない車もいたりして。皆、横浜や多摩ナンバーの車ばかりです。川岸にテントやタープを設置する青年達、バーベキュー用の火をおこしている女の子達、水中眼鏡をして泳いでいる子供達。この暑い中、皆元気いっぱいで、楽しそうなのです。確か昔は夏が待ち遠しくて、夏が大好きだったはずなのに、いつから好きじゃなくなったのだろう…。短パン、サンダルでしばらく炎天下にいただけで、夜になったら足がヒリヒリしていて、日焼けって懐かしい〜。と思いながら、念入りにクリームを塗りました。日焼けはお肌の大敵ですからね!(S)


中津川

ダイニングチェアの製作2
8月10日(金)

昨日完成する予定だった椅子が一日遅れでやっと組み立て完了しました。
どうしてもこの暑さでは仕事がはかどりません。
この後はこの椅子とセットになるテーブルとベンチの製作に入ります。

このダイニングセットをご注文してくださったお客様は「うちは急いでいませんから。」とおっしゃってくださっていますが、このお言葉に甘えてのんびりやっていると、この後の仕事の納期に確実に影響してきますから気を引き締めていかなければなりません。(R)


椅子の製作1


椅子の製作2


ダイニングチェアの製作
8月8日(水)

ダイニングチェアの製作が進んでいます。
座面のざぐり加工をしてほとんどの部材が出来上がってきました。
明日には組立て、完成出来れば良いなぁと思っています。

座面の座刳り


ここ半原は緑も多く川も近いので夕方になると割と涼しくなってくれます。しかしうちの工房は機密性が良いせいか、なかなか室温が下がってくれません。
外が涼しいのに中に籠って仕事し続けるのも耐えられないので、最近は夕方になると外に出て普段やらない庭仕事などをしています。
ちょこっと草むしりをしてみたり、雨水タンクに溜まった水を庭の家庭菜園や植木に撒いたりします。昼間の猛烈な暑さから少し解放されて一時のやすらぎを植物たちと共にこの時味わいます。

瓢箪も鈴なりに沢山の実をつけています。サイズもだいぶ大きくなってきました。まだまだこれからが楽しみです。(R)


瓢箪1

瓢箪2

新作ダイニングテーブルセットのご紹介
8月6日(月)

とても暑い日が続いています。
工房にはもちろんクーラーなど備えていないので汗だくになりながら仕事しています。もともと暑さに弱い私はもうすでに夏バテ状態で、普段の倍疲れますが仕事量は半減してしまいます。
あと一か月位、こんな日が続くのかと思うと、もううんざりです。
でも、外で仕事している人や、ラーメン屋さんとかクリーニング屋さんとか焼鳥屋さんとか、吹きガラス職人さんなんかのことを思うと、まだまだ自分はマシな方だと思って我慢しなくてはなりません。

今日は先日完成した新しいダイニングテーブルセットのご紹介です。
全体を手鉋で柔らかい曲面にシコシコ削って仕上げています。割とゴツい部材をボリュームたっぷりに使っているのですが角という角を全部削って丸めてしまったのでコンパクトでキュッと締まった感じになり、それ程重量感は感じられません。
イメージ的には「森の小さな木こり風」みたいな感じになってしまいました。作っているうちに当初意図していたものとは全然別の方向に向かって行っているのは自分でもわかっていましたが、自然な流れでそのまま完成に持って行ってしまいました。

豆テーブルセット


お客様からのオーダー品ですとスケッチや図面を起こしてそれを確認していただき、それを忠実に守って製作することに努めますが、今回のようなオリジナル品の試作の場合は、敢えて図面などひかず自分の頭の中のイメージを頼りに作り始めます。
イメージが強固な場合、当然そのイメージに近い物が出来上がりますが、それが必ずしも満足できるものになるとは限りません。
逆に漠然としたイメージしか持たずに作り始め、作りながら形が定まっていくというような時に、意外と思わぬ名品が出来上がったりするものなのです。残念なことにほとんどの場合は駄作に終わるのですが・・・
それでも、そのわずかな望みに賭けて私はこの方法を選択してしまうのです。(R)


豆チェア

手作り網戸
8月3日(金)

ついに梅雨明けし、暑い日が続くようになってきました…。
どこにいても暑いのですが、この工場で一番暑いのは中二階にある部屋です。少しでも開けられる部分は開けて過ごそうと、搬入口の扉についている窓に、夫が網戸を作ってくれました。

二階の扉


この搬入口用の扉は、工場が完成した時に、中二階に家具や大物を運び入れる用の扉として製作したもので、上から工場の様子が見れるように、扉にまた小さな扉がついているのです。その小さな扉を開けるためには、取り外し式の網戸にしなければならなかったので、今回は嵌め込み型で作られています。気持ちよくピッタリと納まっていますし、使い勝手も良さそうです。でも、残念な事に「風がヒュ〜ヒュ〜」と言う訳にはいきませんでした。やっぱり暑〜い。夏ですからね…(S)

嵌め込み式網戸
ダイニングセットの製作開始
8月2日(木)

今日からまた新しいダイニングセットの製作です。
今回お納めするお宅はとても見晴らしのいい丘陵地に一軒ポツンと建ったログハウスです。絵に描いたようなロケーションで「ここは一体どこ?」というくらいの大自然に囲まれた環境ですが、れっきとした神奈川県相模原市なのです。

ログハウスの重量感に負けないように無垢材をボリュームたっぷり使って製作しようと思っています。
お客様にお見せしたイメージスケッチと1/5模型はこんな感じなのですが、オーダー家具はそのお客様のためだけに作る一品物ですから、ほとんどの場合、初めて作る様なものばかりです。ですから出来上がってそこに納めてみないことには本当に良かったのか悪かったのか、わからないのです。

Y邸ダイニングセットの模型


もしこんな文章をお客様が読まれたとしたら、とても不安になられると思いますが、いくらリアルに模型を作ってみたところで完全にそのイメージを把握することはどうしても不可能なのです。

出来合いの家具を買うのとは違って、どんなものが出来上がって来るのか、お客様にとってはとても心配でしょうが、期待感もそれ以上にあるのでしょう。

「ひょうたん蔵」にかけられたその期待感は、僕にとっても十分なプレッシャーになっていますが、そのプレッシャーを少しずつ快感に思えるようになってきたのは不思議です。(R)


瓢箪危うし
7月31日(火)

なかなか梅雨が明けずジメジメした天気が続いています。
そのせいなのか、先日せっかく棚を作ってやったのに、瓢箪の元気が無くなってきました。先日まで青々としていた葉っぱがどんどん枯れていき、いくつか生っていた瓢箪の小さな実もほとんどがしぼんでしまいました。残っているのは一番大きく生っていた実が一つだけです。
今年は棚もきちんと作ったし、何十個も実がなって収穫が大変なことになりそうだと心配していたくらいなのですが・・・

生き物というのは自分の思っているようにはそうそううまく育ってはくれないものですね。原因は下屋の軒からポタポタ雨の雫が垂れてちょうどその下に瓢箪を植えていたから土がほじくれて根が土から出て来てしまったからではないかと想像しています。あとは長雨のせいの日照不足と、いつになく手塩にかけて育て過ぎていたというのもあるんじゃないかと思います。やっと梅雨が明けてこれから元気を取り戻してくれることを願うのみです。

そうかと思えば、全然別のところに勝手に生えてきた瓢箪がとても勢いよく育ってきていて、塀を乗り越え外の道路にまで達しています。たぶん去年の瓢箪の種がいくつか地面に落ちていたのが自然と発芽し、成長してきたのでしょう。
今まではほとんど無視していたのですが、メインの期待していた瓢箪の方があやしくなってきたので、急遽こちらにも期待を寄せるようになってきました。少しくらいほったらかしておくくらいの方がたくましく育ってくれるものなのかもしれません。(R)


枯れてきた瓢箪

自然発生した瓢箪