家具工房ひょうたん蔵の製作記録などを綴った日記です。
瓢箪の成長
7月20日(金)

はっきりしないお天気の日が続いていますが、うちの瓢箪はスクスクと育ってきています。瓢箪棚を作った時にいっしょに肥料をあげてからはやっぱり勢いが違います。
隣に植わっているニガウリも知らないうちに小さな実をつけていました。こうなってくると不思議とだんだん愛情が湧いてきます。

瓢箪はもうすでに結構な数、実をつけ始めていますがそれぞれ皆、形が違います。寸胴な奴がいたり、ヒョロッとしたやつがいたり、下ばっかり膨れている奴がいたりと千差万別です。

僕は以前から瓢箪が自然に作り出すユーモラスな形に惹きつけられていました。
昔は容器としてとても重要な役割を果たしてきた瓢箪も、今となっては何の有用性のないものになってしまいました。それでも瓢箪はこの形を何のてらいもなくただひたすら創り出しているということ事態、アホッぽくて好きです。

他の植物は生き残るために頑張って美味しい実をつけたり、美しい花を咲かせたりして必死に子孫繁栄に努めてきましたが、瓢箪だけはどうも違うようです。その有用性を失ってしまったのを知ってか知らずしてか、それでも自分のスタイルを崩さず、ただその形を創り続けるのみです。

目先のことにとらわれて、すぐに己を見失ってしまう自分のモノづくりの姿勢を反省し、何のてらいもなくただひたすら同じ形を生み出そうとする瓢箪の精神に少しでもあやかりたいという思いもありました。
そういうわけで工房名は「ひょうたん蔵」としたわけです。

瓢箪を栽培している人は昔に比べ、だいぶ減ったらしいです。そりゃ、そうでしょうね。
それでもまだ、たま〜に栽培しているのを余所でも見かけますから、実用性だけじゃない何か別の魅力があるのだと思います。万人受けしなくてもいいから、好きな人にはとことん愛される唯一無二の存在である瓢箪のように、「ひょうたん蔵」もいつかなれたらいいなと思っています。(R)
瓢箪


ニガウリ