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壁面収納 納品取り付け

6月29日(金)

今日は川崎市のお客様宅へ壁面収納家具をお納めしてきました。
久しぶりの現場取付工事を伴う納品でしたので、前日から取付工事のシュミレーションをしながら必要な工具類をいろいろ取り揃えてトラックに積んでいきました。心配性の僕はどんな想定外のトラブルが起こっても大丈夫な様に、それに対処するための工具をどんどん搔き集めてくるのですが、いくら工具を揃えてもまだまだ何か大事な物を忘れているような気がしてなりません。現場作業のある前日はいつもこうで、まともに他の仕事が手に付かなくて困ってしまいます。

そして今日の工事は、といえば、割とスムースに進んで何事もなく無事終了してしまいました。
あれだけ沢山の手道具や電動工具を持っていっても、実際使ったのは3割位だったりします。いつも大体そんな感じなのですが、ごく稀に本当に想定外のことが起こったりして肝を冷やすことがあります。それでも大体は何とかなるものなのですが、なるべくそういうパニックに陥らないためにも用心に用心を重ね、納品時はいつも工具満載でうかがっているのです。明日の片づけのことを考えると思いやられますが・・・

今日納品させていただいた壁面収納ですが、実はまだ扉の引き手の金物が間に合わず仮の引き手金物を付けています。ですから本番の引き手金物が届いたら取り替えに行く予定です。
交換が終わったら写真を撮らせていただき、こちらで紹介させていただこうと思っています。
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リトル那覇

6月29日(金)

今日は横浜まで納品に行ってきました。お昼の時間に、お客様が「話のタネに」と「紅いも」「ゴーヤ茶」とかいてあるジュースを差し入れして下さいました。伺うと、その近辺はリトル那覇と言われている所だそうで、沖縄物産店や沖縄料理の店が商店街のあちこちに並んでいました。中をのぞいて見ると、あまり見慣れない様なものがいろいろ。豚足、ミミガーはもちろん、山羊肉やハブ酒なんかも。どうやって食べるの?という珍しい食品も多くて、とても面白い店でした。2週間後にもう一度行く予定があるので、その時はクーラーボックスを持って、いくつか試してみようと思ってます。

沖縄ジュース


頂いたジュースの味はと言うと、「紅いも」は薄~いお汁粉風で、ほのかにお芋の香りがする初めて味わう飲み物でした。「ゴーヤ茶」は、うっすら苦味のあるお茶で、ゴーヤ好きの私には全く抵抗がなく美味しくいただけました。ちなみにこの自動販売機は、本州唯一の沖縄産ドリンク販売機なんだそうです。
沖縄自販機

ウチの並びの半原商店街も、こう言った何か特色ある商店街になったらいいのになぁ。なんて思いながら、リトル那覇を楽しんできました(S)

ラッキョウ漬け

6月28日(水)

私は、いわゆる「漬け物」がかなり苦手分野なのです。(食べるのも、作るのも)でも、梅干、梅酒、ドライトマトのオイル漬け…と、どうも「漬ける物」作りにはまっています。今回は更に、ラッキョウの漬けにチャレンジしてみる事にしました。リクエストもあり、塩ラッキョウとラッキョウの味噌漬けにする事にし、本を見ながら試行錯誤中です。まずは、下準備から始めたのですが、薄皮をむくのがとても大変。終わった頃には、肩がコリコリになってしまいました。どの漬け物も同じで、皆下準備が一番大変なんですよね。これだけ手間暇かけて作ったら、嫌いも好きになるかも。(S)

ラッキョウ

カップボード納品

6月26日(火)

長いことお待たせしていたカップボードを今日ようやく納品できました。実はだいぶ前に完成していたのですが、お客様との都合がなかなか合わなくて今日まで延びてしまっていたのです。
このカップボード、すべてアメリカンチェリーの無垢材で製作し、合板などは一切使っていません。
いつも箱物家具をご注文いただいた時、ご予算の関係でどうしてもコストダウンを図らざるをえない場合、目立たない箇所(例えば裏板や抽斗の底板など)には合板を使うことが多いのですが、今回のお客様は本当に「すべて無垢」ということにこだわっていらっしゃいました。ですから抽斗の底板までアメリカンチェリーの無垢材を使うという贅沢さです。

「ひょうたん蔵」の作風を気に入ってくださってご注文いただいたので、デザインや作りをすべてお任せいただくことができました。その分、「ひょうたん蔵」らしさを表現しつつ、お客様のご希望に充分お応えできるよう誠心誠意心をこめて製作しました。


I邸カップボード納品

I邸カップボード詳細

私の仕事

6月26日(火)

気がつくと、毎回食べ物の話ばかりを書いている私ですが、家具工房で家具を作る仕事をしています。今からちょうど10年前までは、会社でOLをしていましたが、やる気満々で会社を辞め、ど素人だった私がこの世界に入ったわけです。最初は家具を作るのはもちろん、道具の使い方、家具の納め方、図面のかき方、材料の事などの基本的な事もほとんど何も知らなくて、何もかもが「え??」からはじまりました。会社を辞めた時の「自信満々」は、いったいどこから来たのでしょう…。

確かに、何の知識も経験もなかったのですが、「作る仕事がしたい!」の気持ちだけは強くあったのだと思います。「甘いなぁ。」って夫に言われそうですが、「思い込む事」「思い続ける事」を忘れなければ、きっと叶うのだと信じているのです。なんて、本当に「思い」だけではダメなのかもしれませんが、それが私の第一歩だったのでしょう。まだまだやりたい事が山盛りありますが、一つ一つ叶えて行くのがこれからの楽しみです。

「時計台」のなれの果て

6月25日(月)

週末は沢山の来客があって、大賑わいの「ひょうたん蔵」でした。
今日からいつも通りの平穏な日々に戻ります。

といっても、今週は納品が2件程ある予定なので、きちんとスケジュールをたてて効率的に仕事をこなしていかないといけません。
納品などでたまに外へ出ると、折角だからといって、すぐに遊んで来てしまったりします。そういう誘惑に負けないよう頑張ります。

前回のブログでご紹介させてもらった売れ残り品の「時計台」。
今は、三つに分解されてこんな風に生まれ変わってショールームに展示されています。これくらいのコンパクトなサイズだったら、あんまり実用性が無くても「部屋の片隅にちょっと置いてやってもいいかな。」などと思ってくれる方がどこかにいらっしゃるんじゃないかな~。という淡い期待をひそかに抱いています。


時計台の分裂

時計台の分裂2

全員集合!

6月23日(土)

今日は、この工房へ大勢の人がやってきました。っと言っても私の家族で、両親、姉一家、妹一家そして私と夫。全員で大人8人+子供4人=12人。いつも静かなこの工場も、とにかく賑やかな日でした。
馬に乗ったり、公園に行ったり、ダムを見に行ったり、庭にテントを張ったり…。暑い中、う~んと楽しんでいた様です。夏はココは楽しむ場所がいっぱいあるんですよね。

全員集合


ちょっと困ったのがご飯の時。こんなに大勢の時に、皆でワイワイ食べれるものって??キッチンがとても小さいので、準備や調理をするのは狭すぎです。夫と相談して、「外に窯を作ってみる事にしよう!」と言う事になりました。(それで解決するの?&いつ完成するのやら…ですが。)ピザを焼いたり、燻製を作ったり、ナンやお肉焼いたりとか??なんだかいろいろできそうな気がします。

以前、愛川町と津久井町のお客様の家に伺った時、両方とも手作りの石窯があり、とても良く使えるとおっしゃってっていたのを思い出しました。カッコイイのを作ろう!!なんとか秋には完成させたいと思うので、まずは作り方を調べなくては!(S)

過去作品「時計」

6月21日(木)

今日も平凡な一日が終わりました。
こうやってどんどん月日は流れていくんですね。
特に予定のない日は、時間も気にせずマイペースで仕事しているせいか、気がついてみるといつの間にか終了時間だったりすることがよくあります。

そんな僕ですが、時間に余裕がある時は、何故かよく時計を作ります。(もちろんムーブメントは市販品ですが・・・)
時計というものは、ただ時を刻んでそれを見てもらうだけの機械です。
でもご主人様に一日に必ず幾度も見てもらえるモノってそうはないですよね。しかも室内の一番良い所に飾ってもらえる可能性が高いわけですから、これは作り手としては「何とか良い物を作って飾ってもらおう。」という意気込みが生まれてくるアイテムなんです。時間を見るたびに、なんとなくなごんでもらえるような時計が作りたくてこれまで幾つも作ってきたんだと思います。
そんな中から、今回は中に振り子時計を組み込んだ家具を2つ紹介させていただきます。

1つ目は、まだ独立して間もない駆け出しの頃、デパートの展示会に出展するお誘いを受け、「この際だから何か変わったモノを作ってやろう。」と意気込んで製作した「時計台」という名のキャビネットです。その時の展示会では当然売れ残り、そのまま他の家具屋さんに置いてもらっていました。お客さんは気に留めてくれるのですが、いざとなるとご自宅でどのように使ったらよいのか迷われてしまい、結局売れ残ったままでした。仕方がないので持ち帰って分解し、今現在は別の家具に生まれ変わっています。やっぱりこんな変な家具はなかなか売れないんだということが実感できた作品です。良い教訓になりました。

時計台


2つ目は訓練校の卒業制作で作ったキャビネットです。これも実用性など全く無視したオブジェ風家具なのですが、あまりアーティストきどりに思われたくなかったので、一応、扉あり、引き出しあり、蛇腹ありの、いろんな要素をふんだんに盛り込んで、「かなり手間暇かけて真面目に実習しています」風に見せた作品です。この振り子時計の振り子がとんでもない所でブラブラ揺れているところがミソなんですけどこのからくりは秘密です。
これは卒業制作展にご来場いただいたお客様に買っていただきました。今この家具は一体どんな風に使われているんでしょう。とても興味があります。

卒業制作1

卒業制作2

私の愛車

6月21日(木)

私の愛車は、軽のワンボックスカーのアトレーです。もう8年位前に新車で買って、毎日のように乗っている車です。ところが最近、納品や材料の買出しなどに独りで出かけなければならない時があり、そうするとどうしてもアトレーでは積みきれない為、トラックに乗らなければならないのです。トラックはマニュアル車で、確か10数年前の教習所以来、扱ったことがなかったため、最初は全く操作の仕方を忘れてしまって、四苦八苦してしまいました。中でも難易度が高いのは、やはり坂道発進。クラッチにアクセルにサイドブレーキ…全部を同時に操作するとは、ずいぶんだと思いました。オートマならアクセルだけなのにね。なんてブツブツ言いながらも、窮地に追いやられると人間何でもできるもので、もたもたして後ろの車に追い抜かされる事も数回ありましたが、今ではすっかり上達したのです。

半原に来てからは、車が本当に必需品になりました。アトレーもトラックも、とてもよく動いてくれるので、まだまだ大事に乗りたいと思いつつ、ちょっと欲しい車があるんだよなぁ…。(S)

トラック

サンデーズ牧場

6月20日(水)

午前中は車で15分くらいの津久井町のお客様宅に打ち合わせに行ってきました。家はログハウスで、そのリビングからの眺望がとても素晴らしく、室内には薪ストーブが鎮座していたりして、アウトドアライフを十分に満喫していらっしゃる若いご夫婦宅です。そのリビングダイニングに置かれるダイニングテーブルとイス、ベンチをご検討中で前々からご相談に乗らせていただいておりました。ログハウスに置かれる家具ですからそれに負けないだけの、原木の雰囲気を残した重厚感のある無垢材をふんだんに使ったダイニングセットが良いんじゃないかなと考え、デザインイメージを提案させていただきました。今日の打ち合わせで大体の方向性が固まりました。

帰り道、信号待ちしていると道路脇に「サンデーズ牧場」という看板を目にしました。「乗馬」などという文字も見えたのでちょっと興味があって車を止めて覗きにいってみました。うちからこんなに近くに乗馬ができるところがあるなんて今まで気が付きませんでした。恐る恐る入っていくと厩務員のお姉さんがやさしい笑顔で迎えてくれました。いきなりの訪問にも快く招き入れていただき、オーナーさん夫婦とも楽しいひと時を過ごさせていただきました。乗馬というのはお金持ちの人たちだけができる特別な趣味だと思っていましたがオーナーのお話を聞いていると、まねごとくらいだったら自分にもできるんじゃないかという気にもなってきました。まあ、自分の馬を持ってそれを維持しようとしたら、フェラーリが何台か買えてしまいそうですが・・・
オーナーは馬に乗ってこの辺り一帯を散歩しているそうです。
今まで一度もお目にかかったことはなかったのですが、うちの工房の前もよく通っているそうです。そういう話を聞くとますます自分もやってみたくなってきます。帰り際に馬に触らせてもらって、馬と一緒に写真も撮っていただきました。近くで見る馬はとてもきれいで可愛いものでした。自由にこの馬を操れたらどんなに楽しいことでしょう。
次に行った時はぜひとも乗馬体験させてもらおうと思っています。

サンデーズ牧場

木登り

6月17日(日)

裏庭の梅の木には梅の実がたわわに実っています。妻が梅酒用の梅を採りたいというので仕方なく手伝いました。
梅の木自体もほったらかし状態でしたのでかなりぼうぼうに伸びまくっていましたから枝を少し落としてすっきりしようと思いました。
最初は小枝をおっかなびっくりチビチビと手ノコでカットしていましたが、そのうちだんだんと調子に乗ってきて、木によじ登ってかなり太い枝までどんどん切り落としていきました。
梅の実も山ほど採れ、木の方もだいぶさっぱりしましたが、切り落とした枝はものすごい量になりました。これは乾燥させて次の冬、薪ストーブの燃料にします。
手足は擦り傷だらけになりましたが、久しぶりに木登りして童心に戻った気分です。

梅の実採り

キッチンテーブルセット納品

6月16日(土)

杉並区のお客様宅までキッチンテーブルセットを納品に行ってきました。奥様がここでパンを捏ねたりするのでテーブル天板の一部が天然大理石になっています。また作業台でもあるため一般のダイニングテーブルより高めに設定されています。そのためその高さに合わせたスツールとベンチも併せてご注文いただきました。
当初からお客様は北側の窓際に置かれることを予定されており、北からのやさしい自然光の下で、ウォルナットのダークな色調と大理石とのコントラストがとても美しいハーモニーを奏でています。これでやっと落ち着くところに納まったという感じです。

キッチンテーブルセット

TV台兼ベンチ

梅酒と梅ジュース

6月18日(月)

先日も書いた様に、庭の梅の木にはどっさり実がついています。ずっと延ばし延ばしにしていたのですが、日曜日に漸くその梅の実を山盛り収穫できました。採るついでに、伸び放題の枝をバッサバッサと切り落とし、すっかりさっぱりとした木に仕上がりました。

採った後は大変です。洗う→アクぬき→乾燥→ヘソ取りを一つずつしなければなりません。去年一度やったので様子は分かりましたが、何せ数が多いので大変です。今年は梅酒3ビン、梅ジュース2ビンを漬けます。ようやく先程全部の下準備が終わって、ホッとしました。後は梅酒はビンに詰めて美味しくなるのを待つだけです。残りは梅ジュースにする予定なので冷凍中です。

先日となりのおばあちゃんにもらった梅で、梅ジュースを作ってみました。まだ出来上がってはないのですが、お砂糖に漬け込んだ梅からエキスがジュワジュワ出てきて、梅もどんどん小さくしぼんでいっています。今は漬け込みから2日後です。1週間位経ったら、ちょっと味見をしてみようと思ってます。漬け物って、すぐに試食できない反面、出来上がりまでが楽しみなのが良いですよね。(S)

<漬け込み時>
一日目


<2日後>
2日目


雨水タンクⅠ

6月15日(金)

梅雨に入ったとたんに中休みになってしまい、しかもいきなりこの暑さです。今日、明日と納品続きなので雨降りも困りますが、今からこの暑さじゃ、今年は本当に猛暑の予感がしてきて渇水も心配になってきます。自分は今まで特にエコロジストなわけでもなかったのですが、自然環境の良いここで暮らすようになって、遅ればせながら少しはそういう意識も芽生えてきました。なのでとりあえずできることから始めてみようと思い、前々から気になっていた雨水を貯めておくタンクを今日ホームセンターで買ってきました。「ローリータンク」という名称です。
500リットルも入るバカでかいポリタンクです。しかも派手な黄色で目立ちます。ガーデニング用品売り場に売っているコンパクトでコ洒落た雨水タンクと違い見栄えは最悪です。ですから早くこれに木製のカバーを作って囲ってしまわなくてはなりません。
その前に工場の屋根に落ちた雨水を効率的にこのタンクに貯められるようにトヨの加工も必要です。
それらの工事はまた後日、時間ができた時にやろうと思っています。
ローリータンク

工場での楽しみ

6月14日(木)

今日、梅雨入りしたわけで、一日中雨模様でした。

ウチでは時々、工場で二人焼肉をするのです。まずは薪ストーブで炭に火をつけ、七輪の上に網をのせてジュージュー焼くわけです。こんな事、部屋の中でやったら煙だらけ、臭いが充満して大変な事になるし、外だと夜は暗いし、冬の間は寒いし。だから工場を時々利用しているのです。やっぱり炭火は最高です。今日はエビ、カルビ、味付ホルモン焼き、がメインでした。


焼肉


愛川町はに、とても美味しいホルモン屋さんがあるのです。「足立原商店」というお店で、前の工場の窓からいつも様子が見えてたのですが、季節の良い時の週末やGW、お盆には、いつもお店の前に長い列ができる、知る人ぞ知る、愛川の人気店なのです。生のモツやお肉はもちろんの事、焼き鳥とモツ煮込みもとても美味しいのです。お店の人達はとっても気さくで、とにかくおすすめのお店です。最近は、前ほど近くなくなってしまったのですが、時々行くのを楽しみにしているのです。(S)

家具の仕上げについて

6月13日(水)

今日も引き続きキャンピングカー用の家具の製作です。
裏庭にベース車となる車をとめています。
工房内で加工をし、それを車まで運んでいってあてがってみます。だいたい一発でうまく合うことがないのでまたもちかえって加工しなおします。この作業を何度となく繰り返すのです。
今日ようやくすべての家具や部品の加工が終わりました。
明日はこれらをすべてはずして塗装屋さんに持っていきます。

「ひょうたん蔵」の無垢の家具の塗装は基本的にオイルフィニッシュなのですが、車内で使う家具はとても過酷な環境に置かれます。夏はものすごい高温になったり乾燥したり、普通では考えられない環境です。ですから無垢材は極力少なくし、ウレタンでばっちり塗膜を作ってコーティングしておかないと木が割れたり反ったりして大変なことになるのです。ウレタン塗装をする設備はうちにはありませんから、専門の家具塗装屋さんにお願いすることになります。

私たちは無垢の木を使い、その風合いを生かすためにオイルフィニッシュで仕上げることを基本としていますが、車内で使う家具だけは残念ながらどうしてもそれがかないません。

しかし考えてみれば、キャンピングカーの家具の場合は、車体の寿命じたいが10年~15年位でしょうから、家具もそれ位持ってくれていれば十分なのです。車がダメになったからと言って家具だけ取り外して家で使ったり新しい車に付け替えたりといった使い回しができれば話は別ですが、それはまず不可能なのです。
それで必然的になるべく傷が付きにくいウレタン塗装を施し経年変化を起こしにくいようにして、少しでも永い間きれいなままでいさせようとしているわけです。

逆に家で使う家具は何十年も使ってもらうことが前提にありますので、その間にたくさんの傷やシミなどがついたりして、それが逆に良い味に感じられたりするように作っています。経年変化を楽しめるような家具です。「この傷はあの時ぶつけた時のだ。」とか「このシミはあの時醤油をこぼした跡だ。」などといった具合に思い出がたくさんつまったモノになって、だからこそ「ずっと大事に使っていきたい。」と思えるような家具になるのだと思います。
作り手としては、「壊れたから捨てる。」のではなく、「壊れてもまた直して使いたい。」と思える家具をこれからも作っていきたいものです。

一口に家具といってもいろんなタイプのものがあって、素材や仕上げ方にもいろいろあります。どれも一長一短で、完璧なものはありませんが、作り手側ならば、きちんと考えて適材適所うまく使い分けるべきだと思っています。

ホタル

6月12日(火)

愛川町はホタルが見れるらしい。去年見損なっていたので、今年こそと思い、今日は暗くなってからホタルを見に、自転車で出かけていきました。と、意気込んで行くまでの距離でもなく、隣のバス停から神社の横に流れる川を上っていくと、「ホタルの里」という場所があり、行くと小学生から大人まで、20人くらいが集まっていました。自転車をとめて、じーっとみていると、黄緑色の光がスーッと光り、スーッと消え、ホタルが数匹光りながら飛んでいます。確か小学生の時、父がホタルを見にどこかへ連れて行ってくれた時以来だと思います。真っ暗闇に小さな光りがポツポツ光っていて、とても不思議な感じがしますね。この場所は、地元の人達が日々環境の整備をしてくれているおかげで、ホタルが住めるようになっているそうです。

ホタル


残念ながら、ホタルの写真はただの真っ暗闇にしか撮れなかったのですが、画像のどこかにいるはずなのです。虫つながりで、ホタルを見た後、近くのスーパーまで買い物に行ったら、駐輪場でクワガタを見つけました。脱走したのか、自然のクワガタなのかは分かりませんが、ひとまず近くの木にそっと返してあげました。確かにココは山の中なので、いろんな虫がいるんです。あまり虫は得意分野ではありませんが、「愛川虫」(っていうのがいるらしい。)にはいつか会ってみたい物です。(S)

クワガタ

キャンピングカーの家具製作

6月11日(月)

今日からまた一週間が始まります。
といっても「ひょうたん蔵」には定休日というものがないので一週間という区切りが実はあまりはっきり感じられなくなっています。曜日の感覚が無くなってしまうということはあまり良くないことで、お休みの日だというのに、平気で仕事の電話をかけてしまったりして、ご迷惑をおかけしたことを後になって気がついたりします。だから無理やり「今日は何曜日であと何日仕事したら日曜日だ。」などと意識するようにしています。日曜日だからなんだということもないのですが世の中の動きに少しは対応していないといけません。定休日を早く設けることが一番なのですが・・・

今かかっている仕事はキャンピングカーの中に納める家具の製作です。自動車メーカーから空の車をお預かりし、キッチンやベッド、吊り戸棚など一つ一つ車のボディーの形状にぴったりあわせた家具を作ります。普段作っている家の室内に置く家具とは形も作り方も全く別物なので頭を切り替えなくてはなりません。
家の家具の場合、壁はだいたいが平面で床とは直角に交わっていますから、きちんと直角を出して作れば問題なく納まりますが、車の場合はほとんどが曲面でできていますから、まず車のボディーにあわせた型板をとることから始まります。普通の家具を作る以上に手間がかかります。最初の頃はかなり手間取って何から何までうまくいきませんでしたが、最近はだいぶ慣れてきて、作った家具がすべて車の中にピタッとおさまった時はなんともいえない快感に変わってきました。
他にも狭い空間をいっぱいいっぱい使わなければならないキャンピングカーならではの難しい問題がいろいろあってその難題を一つ一つクリアしていくのもまたゲームをやっているようなスリル感があってそれなりに楽しいのです。

やっぱり自分はどんなことをしているより、物を作っている時が一番楽しいのでしょう。こんなんだからなかなか休んでなんかいられなくなっちゃうんでしょうね。

梅酒の時期

6月11日(月)

半原に引っ越してきたのが1年前の5月で、ちょうど梅の実がどっさり採れたので、やった事もなかったけど、梅酒と梅干作りに挑戦してみました。お隣のおばあちゃんに教えてもらったり、本やネットで調べたりで、試行錯誤しながらやってみたのですが、どちらもなかなか美味しくできたんです。まぁ、どちらも改善点はいろいろとあったのですが…。今年もその時期がやってきたのですが、庭の梅の木は、去年の秋にバッサリと剪定されてしまい丸坊主。今年は1つも実がならないままでした。この梅、南高梅で大粒の実がなるんですけどね…。

今年はどうしよう…と思っていたら、今日、お隣のおばあちゃんが袋いっぱいの梅の実をお裾分けしてくれました。梅酒の場合は、青いうちが良いんですって。今年は梅酒、梅ジュース、梅ジャムを作ってみようと思ってます。(S)


梅の実


夜は久しぶりに、去年作った梅酒の味見をしてみました。色もきれいで、甘酸っぱい香りがとても良く、やっぱり美味しかったです。まだ若い味(?)なので、これからが楽しみです。って、実はもうビンの1/3くらいが減ってるんですけど…。

梅酒


木琴の製作

6月9日(土)

今回も、過去に作ったモノを紹介します。

前回紹介した木製ロボットと同様、昨年末、クリスマスプレゼントとして木琴を製作しました。
毎年開かれる妻の家族のクリスマス会で姪っ子たちに喜んでもらいたくて、世の中には売っていない木のおもちゃを毎回作ってあげることを自分たちで勝手に決めています。
自分たちには子供がいないため、実際どんな物を喜んでくれるのか全然わかりません。「ひょうたん蔵」としては子供用の家具やおもちゃもこれからいろいろ作ってみたいので、「もしかしたら商品化できるかな~」という物の試作も兼ねて、実際の子供たちの反応を見る良い機会なのです。

この木琴は初めて作るものなのでかなり苦労させられました。音を合わせることや響きを良くすることなど様々な難題を試行錯誤の末、なんとかクリアして形にすることができました。出来上がるころにようやく音階を比較的簡単に作る方法も分かってきました。
「これなら何とか量産できるかも・・・」
完成度としてはまだまだだけれど、もうちょっと試作を重ねれば結構いけるんじゃないかと自画自賛しておりました。

そしていざクリスマス会当日、こんなに苦労して作ったんですから、子供たちもさぞかし大喜びしてくれるもんだと期待していました。

実際の反応はどうだったかというと、最初はガンガン叩いて楽しそうに遊んでくれていましたがすぐに飽きて他のプレゼントの方に気が向いていってしまいました。
「やっぱりアンパンマンやミッキーにかなうわけないか。木製玩具って地味なんだよな~。もうちょっと大人になったらおじさんの苦労も少しはわかってくれるのかな~(泣)」

なんて思ってしまうのも、純粋な子供の気持ちを忘れ自分本位なものの考え方しかしていない証拠です。子供にはすぐにばれてしまいます。
子供に本当に喜んでもらえるものを作るのってかなり難しいものですね。(R)


木琴「ワニ」

木琴「オオサンショウウオ」

木琴「おじさん」

木琴「カモノハシ」

木琴「サカナ」

本日の収穫

6月9日(土)

今朝はものすごい雨が降っていました。そして今も外は激しい雨。近くの水路はものすごい勢いでゴーゴー流れています。そろそろ梅雨入りでしょうか。

最近、雨も悪くない。と感じるようになりました。
と言うのも、今の私の日課の一つに、畑の野菜たちと、建物の周辺の草木植物達への水撒きがあります。日々育つ様子を観察しているのですが、雨上がりはビックリするほど育っているのです。そんなに水が飲みたかったのか…。と思うのです。
共に成長する雑草との戦いもありますが、収穫の時は一番の楽しみです。雨の合間に、「ひょうたん」型のラディッシュを収穫しました。次はどんな形があらわれるやら…。(S)


ひょうたんラディッシュ

ジューンベリー

6月8日(金)

去年の秋、植木屋さんが「ジューンベリー」をショールームの片隅に植えてくれました。春には白くてかわいらしい花が咲いて、今ちょうどたくさんの実をつけています。そろそろ熟した頃。と思ったら、だいぶ鳥達に先をこされてしまいました。残念…。そろそろブルーベリーの実が熟してきそうなので、今度は鳥より先に、収穫したいです。それには早起きが必要ですね…。(S)

ジューンベリー

木製ロボット

6月7日(木)

沢山の方々からオーダー家具のご注文をいただき本当にありがたいことだと思っています。お客様には長いことお待たせしてしまっているので早く製作してお納めしなくてはなりません。

オーダー家具の仕事はお客様が望まれていることを形にすることが一番大事なことですから、あまり好き勝手なことはできませんし実用性も重要です。でもあまりガチガチになって考えすぎると面白みのないどこにでも売っているようなありふれたものになってしまいます。「ひょうたん蔵」らしさをどこまで表現していいのか、そのお客様ごとにそれぞれいつも考えてしまうところです。

中間に設計事務所や元請け会社などが入ってくれていて、ある程度のデザインや図面ができていてその通り作るだけなら、こんなことで悩む必要もないのですが、私たち「ひょうたん蔵」としてはやっぱり最終的に使われる方と直接お話し、製作から納品まで一貫して自分たちの手で行うことでしか得ることのできない満足感を体感していたいものです。それに作品の中でも少しは自己主張したいですから、一つの家具を作るのに時間と手間はかなりかかりますが今のこのスタイルを崩すことはなかなかできません。

そういうわけで多少の緊張感も感じながら日々オーダー家具の製作に励んでいますが、「ここのところ、好き勝手にモノ作ってないな~。」とふと思ってしまいました。一番最近、自由気ままなモノづくりをしたのは、昨年のクリスマスプレゼント用に知り合いの子供に作ってあげた木製ロボットですからだいぶ前のことです。僕は、あまり細かいことを考えずに、こんなたあいもない物を作っている時が一番楽しいのです。たまには気分転換でこんなものを作る時間を作るべきだと思っています。商品化して量産することになったらそれはそれで苦痛かもしれませんが・・・(R)


木製ロボット1

木製ロボット2

木製ロボット3

テーマ : ハンドメイド
ジャンル : ライフ

木工の友人

6月2日(土)

今日は、埼玉から友人夫妻が訪ねてきてくれました。新婚ホヤホヤの二人なのですが、奥さんのK美ちゃんは、私達が木工を学んでいた時の同級生で、ずっと木工職人をしていただけあり、痩せた体型でも肩はムキムキです。旦那さんのK大君は椅子職人で、とても若いのにしっかりとした考えを持った青年で、いつ話しをしてもこちらが関心してしまうくらいです…。(見た感じは、とってもイマドキなんですが。)二人はデンマークで出会ったなんて、本当にステキですよね~!

これからの計画を、イキイキと語ってくれる二人と話していると、話は尽きず、本当に楽しい時間を過ごせました。私もすっかり刺激を受けているようです…。次回来てくれる時に、またお互いの近況報告するのが楽しみです。ごちそうと美味しいお酒をたくさん仕入れておくので、また遊びに来てね~。


RIMG0999.jpg

キッチンテーブルの製作

6月1日(金)

家具工房の日記なのに家具や木工のことをあまりネタにしていないので、たまには家具製作日記を書こうと思います。

ただ今製作中はパンをこねたりできる作業台兼ダイニングテーブルです。材はウォルナットです。奥様がパンをこねたりするそうで、天板の一部が天然大理石になります。抽斗も付きます。あまり小細工せずに無垢材をシンプルに使ってどっしりとしたイメージのテーブルになる予定です。
出来上がったら本当にシンプルなデザインになると思いますが、内部はそこそこ手が込んでいるんですよ。というところを少しはわかってもらいたくてこんな画像を載せてみました。でも本当に極めた職人は見えないところにこそ手をかけるものです。それをこれ見よがしにアピールしているようじゃ、自分はまだまだですね。(R)


キッチンテーブル 製作

プロフィール

家具工房ひょうたん蔵

Author:家具工房ひょうたん蔵
2000年1月より創業。
無垢材を使って家具やインテリア小物を製作しています。
神奈川県愛甲郡愛川町に工房・ショールームがあります。

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